長い文章を入力してみましょう

かな練習











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文章は、約300文字程度です。10分以内に入力し終わると4級ぐらいです。

くらげのお使い 作:楠山正雄
 むかし、むかし、海の底に竜王とお后がりっぱな御殿をこしらえて住んでいました。海の中のおさかなというおさかなは、みんな竜王の威勢におそれてその家来になりました。
 ある時竜王のお后が、ふとしたことからたいそう重い病気になりました。いろいろに手をつくして、薬という薬をのんでみましたが、ちっとも利きめがありません。そのうちだんだんに体が弱って、今日明日も知れないようなむずかしい容体になりました。
 竜王はもう心配で心配で、たまりませんでした。そこでみんなを集めて「いったいどうしたらいいだろう」と相談をかけました。みんなも「さあ」と言って顔を見合わせていました。
 するとその時


はるか下の方からたこの入道が八本足でにょろにょろ出てきて、おそるおそる、「わたくしは始終陸へ出て、人間やいろいろの陸の獣たちの話も聞いておりますが、何でも猿の生き肝が、こういう時にはいちばん利きめがあるそうでございます」と言いました。
「それはどこにある」
「ここから南の方に猿が島という所がございます。そこには猿がたくさん住んでおりますから、どなたかお使いをおやりになって、猿を一匹おつかまえさせになれば、よろしゅうございます」「なるほど」
 そこでだれをこのお使いにやろうかという相談になりました。するとたいの言うことに、「それはくらげがよろしゅうございましょう。あれは形はみっともないやつでございますが、四つ足があって、自由に陸の上が歩けるのでございます。」